HAJIKEN

代表     原野 健志 (はらの けんじ)

1984年生まれ、下関国際高等学校卒。
私はこれまで、建築・接客・郵便・小売・製造・飲食・建設・水産・技術サービスなど、30種以上の業種・職種をさまざまな雇用形態で経験してきました。
業界ごとに異なる現場の温度感やチームの動き、人材育成、リスク対応に向き合う中で、現場力と対応力を培ってきました。
映像制作への転機
私が映像制作を志したきっかけは、社会に大きな変化が訪れた新型コロナウイルスの影響でした。事業を営む傍ら、急速な時代の転換点に立たされ、「守り」だけでは持続的な成長は難しいと実感しました。変化にどう向き合うか、それは企業経営においても同じ課題だと思います。自らの行動を見つめ直した結果、私は「伝えること」の本質に可能性を見出し、独学で映像制作の知識や技術を学びHAJIKENを立ち上げました。目的を果たす映像、価値が届く映像。その本質を追求する姿勢を決して崩すことなく今に至ります。
地域の未来を担う皆様へ
お客様からはよく、
「映像関係のお仕事をされていたんですか?」
「趣味で撮影などもされているんですか?」と尋ねられることがあります。
実のところ、私はもともとカメラの扱い方はもちろん、Macの起動方法すら分からないところからのスタートでした。
今でも、日常の中でカメラを手に取る機会はほとんどありません。というのも、私にとって映像は趣味ではなく、伝えるための手段だからです。
私自身、事業を立ち上げた当初から一貫して、「映像をつくること」はお客様にとってのゴールではなく、「始まり」だと考えてきました。それは、課題の解決や想いの実現に向けた手段であるべきだからです。だからこそ私たちは、企画のさらに前段階である「課題の言語化」や、「まだ言葉になっていない想いや考えを引き出し、伝わる形へと整えていくこと」から丁寧に取り組んでいます。
これは、他社との差別化を意図したものではなく、むしろ、そうしたプロセスを丁寧に行わなければ、本質的な映像制作は成立しないと考えているからです。
私は、優れた医師の姿勢に近いものを、映像制作にも求めたいと考えています。本当に信頼される医師は、表面的な症状に対してすぐに処置を行うのではなく、患者の話に丁寧に耳を傾け、言葉にならない違和感や不安にまで心を寄せ、根本原因を見極めようとします。
映像制作も同じです。本当に求められているのは、編集技術や機材のスペックの高さではなく、ただ見栄えのいい映像をつくることでもありません。
「何を、どう伝えるべきか」。その本質を一緒に掘り下げ、最も効果的な伝え方・構成を設計すること。それこそが、私たちの仕事の核心だと考えています。「聞くこと」は、最大の共感の入り口であり、すべての表現の出発点です。私は、そんな映像制作のパートナーでありたいと願っています。
近い将来、映像は今以上に「当たり前の文化」となり、あらゆる場所で無数のコンテンツが溢れる時代になるでしょう。だからこそ、埋もれない映像を、想いがちゃんと届く映像を。私はその本質を追い求めながら、日々、心を込めて制作に取り組んでいます。
一人の制作者としてだけではなく、事業の成長・価値の最大化にコミットする存在として、誰かの想いを戦略的に伝える映像へと変換します。
映像が導く次の一手は、「伝わる」から「選ばれる」へ。

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