社会には様々な業種・職種があり、それぞれお見積もりの基準とされる「相場」があります。HAJIKENでの映像制作をするにあたっても、各工程のおおよその「相場」を基準とし、特殊な体系と内訳の解説をいたします。

制作料金の要素

映像を制作する際の料金は、主に2つの要素による掛け合わせで決まります。
①撮影機材等のコスト
②人件費(人員数・作業に要する時間・各工程の技術・技量)

お見積の費用項目

映像制作費用は、動画の種類により大きく異なり、主に3パターンの演出方法に分類されます。

アニメーション動画制作費用
相場:40〜80(万円)

*マンガ動画制作費用/相場:2〜60(万円)

実写動画制作費用
相場:100〜250(万円)

*ドキュメンタリー動画制作も含む。

3DCG動画制作費用
相場:100〜350(万円)

 


例説として、家を建てるには設計、基礎、主要構造部分職、屋根、内外装、外構、電気、水道、ガスなど多くの業者によって家造りは成り立ちます。一部の工程を第三者に依頼する場合においても費用は発生し、引き継ぎに認識のズレが起きてしまった場合には想定以上の時間を費してしまい工期遅れが生じます。
映像制作にも多くの工程があり、その全てが重要な工程です。
HAJIKENでは企画から編集までを一貫してご提供しております。
制作費用につきましては、各工程にて掛かる必要なコストを差し引いてのボーダーラインを踏まえたうえで金額設定をしております。


HAJIKENでの「実写動画制作費用」について。
【企業PR動画】
1日〜/撮影日数
2箇所〜/撮影場所|1分30秒以内/尺
35 〜(万円)/価格


【採用動画】
4名〜/出演者|2日〜/撮影日数
2箇所〜/撮影場所|5分以内/尺
80 〜(万円)/価格


【社長インタビュー動画】
1名〜/出演者|1日〜/撮影日数
1箇所〜/撮影場所|3分以内/尺

50 〜(万円)/価格


【コンセプト動画】
1分以内/尺
15 〜(万円)/価格(企画、編集のみ)


 

企画構成とシナリオ作成
(プリプロダクション)

【企画構成費用
事前にヒアリング(クリエイティブブリーフ)した内容に基づいて、映像制作をする目的や内容、背景などをどのようにメッセージとして伝えていくか、見た人にどのような印象を与えたいか、映像制作の「骨組み」となる企画内容を構成する費用です。
動画の種類に限らず、動画制作において最も重要なステップです。

項目/企画構成費用 相場:5-20(万円)

【ディレクション費用】(ディレクター)
ディレクションとは、動画の企画構成から撮影の指示出し、ロケ地選定、キャスティング、スケジューリング(進行管理)、打ち合わせや各種手配(書類申請)など多用な業務のことを指し、それらを行う人のことをディレクターと呼びます。
ディレクターは映像制作の全体を仕切る責任者であり、必要不可欠な存在です。
ディレクション費用は、想定される稼働時間や人数によって決まりますが、大規模な案件になるほどディレクターの稼働時間やスタッフが増えるため、総制作費に対するパーセンテージで計算します。(10-20%程度
項目/ディレクション費用相場:5-50(万円)

【シナリオ作成費用】
動画のビジュアルのラフ(おおまかに)やナレーション、演出などをシーン毎にまとめた台本や香盤票を作成する費用です。
*撮影シーンの尺によって金額は変動します。

項目/シナリオ作成費用 相場:10-20(万円)

 撮  影 (プロダクション)

【撮影費用】
カメラを含め、三脚、ジンバル、照明機材、音声収録機材、モニター等、撮影に必要な機材の費用です。(ENGやシネマカメラ)
ENGカメラとは、主に肩に乗せるタイプで安定性のあるカメラです。
デジタルシネマカメラとは、映画やドラマ・CMのような特別な雰囲気の画質(4000画素以上)で撮影できるカメラです。
どちらも安定した撮影が可能ですが、カメラの重量により、激しく動き回るような撮影を行う場合はアシスタントが必要になることもございます。
また、どちらもマイクや簡易照明などの付帯機材の使用とレンズを数種類用意し、各シーンによって使い分けて撮影を行います。

項目/撮影機材費用 相場:10-50(万円)


【撮影技術費用】

プロデューサー   相場:10-25(万円)
ディレクター    相場:10-25(万円)
カメラマン       相場:5-15  (万円)
照明エンジニア 相場:3-10(万円)
マイクマン   相場:3-10(万円)
アシスタント    相場:2-3(万円)
ドローン           相場:5-30(万円)
【ロケーションハンティング】

撮影前のロケハン(事前に撮影現場を下見すること)は、ディレクター、カメラマンが現地調査し、どのようなアングルで撮影するのか等を検討する場合もあります。
撮影機材の確認・変更など、映像の質を上げるには必要不可欠で、撮影当日のトラブルを回避する為にも大切な工程です。
調査項目を幾つか紹介いたします。
屋内外(事務所)の広さ
エレベーター
窓の数と大きさ
コンセント数と場所
室外・屋外の音(機械/自動販売機/空調)(隣の部屋で会議等は行われているか)
周囲の騒音有無と度合い(外には学校や施設がありイベントや工事などは行われているかの調査)
*市役所・保健所・警察署
控室有無
駐車場場所
撮影場所の明るさ(陽の位置と影、明るい時間帯と方位)
アベレージ確認
その他
項目/ロケハン費用 相場:5-15(万円)

【スタジオ・ロケ地レンタル費用】

撮影で外部施設の利用する場合に必要な費用です。撮影場所の規模や使用時間によって料金が異なります。また、撮影スタジオをレンタルするために、レンタル料以外にも様々な細かい費用が発生する場合がございます。
駐車場代(台)
利用時間(スタジオをレンタルする際に、多くのスタジオで最低利用時間の設定がございます。予め、最低利用時間の確認が必要です。
割増料金(平日以外の土日・祝祭日や早朝深夜の利用や、時間延長に関しては割増料金が適用とされます。
キャンセル料金(予約完了以降にキャンセルした場合に発生する料金です。キャンセル料金が発生する該当期間が定められています。
設備使用料(控室・キッチン・メイクルーム・シャワールームなど)
フォトorムービー利用料(写真を撮るのか、動画を撮るのかの撮影内容により利用料が変わります。)
機材レンタル料(機材や小道具)
電気使用料(h/d)
ゴミ処理料
このように想定外のコストになる可能性もございますので、各スタジオ毎に、これらの項目がレンタル料に含まれているか否かや、設定価格を事前に調査し検討する必要があります。

項目/スタジオレンタル 相場:5-30(万円)

ビルや住宅、倉庫や店舗など撮影の際にロケ地としてレンタルをする費用です。

項目/ロケ地レンタル 相場:5-25(万円)

【撮影メディア費用】
制作した映像の記録媒体の費用です。HDD記録カードやHD-CAM SRテープ等と使用するカメラによって記録メディアも異なります。

項目/撮影メディア費用 相場:0.5-5(万円)

【特殊撮影費用】
映像撮影費用
ドローン撮影に必要な人件費(オペレーター)
フライト料金
機材使用料
許可申請費
動画編集費
賠償責任保険料
出張費・交通費
キャンセル料
撮影は主に1人ですることが多いのですが、撮影の規模により増員する場合や、航空法に基づく許可が必要な場所では、2名以上の安全管理担当の監視員の配置も必要とされる場合など、人数によって金額が変動いたします。

項目/特殊撮影費用 相場:10-30(万円)

【特機費用】
特機とは、撮影時に使う特殊な機材のことで、簡易的な上下移動のジブクレーンや横移動のレールスライダー・電動移動車など、カメラ移動を滑らかに行い撮影するための機材のことです。
1名〜3名体制で扱う特機と様々で、「特機費」とは、操作する人件費と機材費です。

項目/特機費用 相場:2-20(万円)

 出  演 

【キャスト・エキストラ費用】
映像に出演するタレント、モデル、エキストラの費用です。主に社員の方に出演していただき撮影する事が多いとされていますが、演技力やビジュアルにこだわりたい場合などに利用する際の費用です。
キャストについては、数名のオーディション選定、派遣事務所に依頼する場合や知人に出演してもらうなど方法は様々です。
*キャスト利用の場合には、スタイリスト(衣装)やヘアメイクの費用も追加となる可能性もあります。
タレント   相場:3-20(万円)
モデル    相場:1-10(万円)
エキストラ  相場:1-3(万円)
スタイリスト 相場:3-10(万円)
ヘアメイク       相場:3-5(万円)

編  集(ポストプロダクション)

【映像編集費用】
撮影した動画を編集する為の費用です。
撮影データから無駄な部分をカットし、シナリオに沿ってカットを繋ぎます。
イメージや要望に適宜したテロップを盛り込みながら、視聴者に伝わりやすいよう一つの作品に仕上げていきます。
工程としては、2工程に分けられます。
1工程はオフライン編集と言い、撮影したクリップ映像のラフ編集(白素材)を行い、2工程目はオンライン編集(本編集)クライアントに全体的な流れや仕上がりイメージの相違がないか構成大枠の確認したうえで、細かい調整を重ね、エフェクト・トランジション・アニメーション・2D3DCGなど様々な効果を付け加えていきます。

項目/編集費用 相場:10-25(万円)

【カラーコレクション・グレーディング費用】
映像全体のカラーを変えることが可能な色補正は2種類あり、カラーコレクションとカラーグレーディングです。
カラーコレクションとは、各ショットの色彩を統一し、色合いの問題を解決する作業です。
主に映像の明るさやカラーバランスの調整・ホワイトバランスや正確な色味で表現するカラー補正・カラーの付け加えを行うことを言います。
カラーグレーディングとは、カラーを付け足す作業です。
例えば、海のブルー色や夕日のオレンジ色など特定のカラーのみ鮮やかに色調補正する場合や、昼間に撮影した映像に対して補正を加え、夜間に撮影した映像のように加工する技術です。
作品全体の印象を変えることができ、品質を高める為のプロセスの一つです。

項目/カラーコレクション・グレーディング費用 相場:3-10(万円)

【BGM・SE・MA(音響効果)費用】
BGM(音楽)
SE (効果音)
MA (音響効果)

映像とは、動画と音声から構成されます。
編集者がイメージにあった曲(BGM)、要所の効果音を選定し(SE)、実際の音を確認しながら音量やバランス調整(MA)を同時進行で音入れをしていく作業で、大きな印象の変化やクオリティの品質を変えていく工程です。
また、オリジナルの音源を作成してスタジオで収録する方法があります。
こちらの場合は、制作スタッフの(人件費/機材費/収録スタジオ費)などが追加費用として計上されます。
*割合としては映像編集と同時に進行する場合が多い傾向にあります。

項目/音響効果費用 相場:10-25(万円)


【ナレーター費用】

ナレーターの人件費です。
ナレーターは声質、技量に大きな差があります。声質パターンや訴求効果、映像イメージにマッチするナレーターを起用することが重要なためボイスサンプルなどを拝聴し検討します。

項目/ナレーション費用 相場:3-10(万円)

【CG制作費用】
企業ロゴを使ったモーショングラフィックスで制作する費用です。
3DCGでの立体化や回転・歪み・カラー変化・エフェクトなど、様々な表現方法が可能なアニメーション効果です。
BGMや効果音を加えることにより、スピード感やダイナミック感など企業が持つロゴデザインのコンセプト・イメージをさらに引き上げ明快に伝えることが可能になります。
社ロゴは会社の「顔」です。

項目/フライングロゴ費用相場:3-10(万円)


 

映像を制作する際の2つの要素と演出に加え、その作品の質により金額の差があります。
また、予算次第で(できること)と(できないこと)が分かれ、企業・個人ごとにかかる費用やビジネスの構造も様々で異なります。
取り込む要素や表現が多いほど制作費用に反映されます。
安ければ良い、高ければ良い、と言う訳では決してございません。相場はあくまで目安としてご理解いただけますと幸いに存じます。

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