映像制作期間の目安について

弊社では、映像をただ制作するのではなく、目的や課題を整理したうえで、企画・構成から撮影、編集、最終調整まで、一つひとつの工程を丁寧に進めています。
制作期間は、映像の内容や撮影規模、修正回数などによって異なりますが、ご契約から納品まで約1〜2か月を目安としています。比較的シンプルな内容であれば約1か月での制作も可能ですが、企業PR映像や採用映像など、企画設計や複数回の撮影・調整を伴う場合には、約2か月を基本的な制作期間としてご案内しています。なお、これはあくまで目安です。ご希望の納期がある場合には、事前にスケジュールを確認したうえで、可能な限り柔軟に対応いたします。
下記では、約2か月で制作する場合を一例として、完成・納品までの流れをご紹介します。

01|ヒアリング・課題整理・目的設計
目安:1~3日程度

弊社の映像制作は、「どんな映像を作りたいですか?」と聞くところだけから始まるものではありません。
まず、お客様が現在どのような課題を抱えているのか、その課題に対して映像がどのような役割を果たせるのかを一緒に整理するところから始めます。
例えば、
「採用への応募が集まらない」
「会社の魅力が求職者に伝わっていない」
「商品・サービスの良さを説明しても伝わりにくい」
「競合他社との違いをうまく表現できていない」
「Webサイトを見ても会社の雰囲気が分からない」
「映像はあるが、うまく活用できていない」
など、企業によって抱えている課題はさまざまです。そして重要なのは、最初に見えている課題だけを、そのまま答えにしないことだと考えています。
例えば「採用応募が少ない」という課題があったとしても、その原因が必ず映像不足にあるとは限りません。
会社の魅力が伝わっていないのか?
仕事内容が分かりにくいのか?
求職者が知りたい情報が不足しているのか?
Webサイトや採用ページに問題があるのか?
そもそも求職者まで情報が届いていないのか?原因によって、必要な解決方法は変わります。
そのため弊社では、制作の目的、ターゲット、現在の課題、伝えるべき価値、使用媒体、視聴後に期待する行動などをヒアリングし、「何を作るか」を決める前に、「何を解決する必要があるのか」を整理します。その結果、映像が有効であれば、どのような映像が必要なのかを考えます。
一方で、映像を作ることだけでは十分な解決につながらないと判断した場合には、無理に映像だけをご提案することはありません。必要に応じて、協業するWebマーケティング会社とも連携し、Webサイト、採用ページ、広告、情報発信、導線などを含めて、別の改善方法をご相談することも可能です。
お客様側で完成イメージや解決方法が決まっている必要もありません。
「何に困っているのか」からお聞かせください。
そこから一緒に課題を整理し、映像を含めて何ができるのかを考えていきます。
映像を作ることから考えるのではなく、課題から考え、必要な映像を導き出す。
それが弊社の制作のスタートです。

02|音楽・クリエイティブ方向性の選定
目安:1~5日程度

弊社では、音楽を完成した映像に後から付け加えるだけの「BGM」とは考えていません。
音楽は、映像のテンポ、感情、世界観、印象を左右する重要なクリエイティブ要素です。そのため、企画・構成を本格的に組み立てる前に、映像の目的や企業のイメージを踏まえながら、音楽や映像全体の方向性についてお客様と確認していきます。
必要に応じて複数の楽曲候補をご提案し、
「この方向が好き」
「もう少し力強くしたい」
「もっと信頼感を出したい」
「この曲の盛り上がりを活かしたい」
など、お客様の感覚も共有していただきます。そして選定した音楽のテンポ、展開、盛り上がり、静けさ、強弱、余韻なども踏まえて、契約後の企画・構成へつなげていきます。ただし、音楽に合わせること自体が目的ではありません。最上位にあるのは、あくまでも映像を制作する目的です。その目的に適した音楽を選び、音楽が本来持っている力まで企画に取り入れる。音楽を後から足すのではなく、音楽が持つ力まで映像設計に活かします。これも弊社が大切にしている制作方法の一つです。

03|ご契約・認識のすり合わせ
目安:1~5日程度

企画・構成などの本格的な制作業務へ進む前に、制作内容や条件について双方で確認し、契約を締結します。
弊社では、契約書を単に「サインをいただくための書類」とは考えていません。これからどのような条件で一緒に映像をつくっていくのかを、お客様と弊社双方で確認するための大切な工程だと考えています。そのため、契約書をお渡しして、そのまま署名・押印をお願いするという進め方はしていません。
まず契約書全体をご確認いただき、そのうえで、特に重要となる項目をピックアップしながら、
・制作する内容、企画・構成の範囲、
・制作料金、納期、制作スケジュール、
・修正の範囲、追加費用が発生する場合、
・撮影や制作内容の変更、納品方法、
・制作データや素材の取り扱い、権利関係、
・この項目は何を意味しているのか?どのような場合に適用されるのか?まで、できる限り分かりやすくご説明します。
また、重要な項目だけをご説明して終わるのではなく、気になる点や分かりにくい部分が残らないよう、契約書全体について確認しながら進めます。お客様から疑問やご要望があれば、具体化し認識合わせを行います。そして、案件内容や双方の合意によって変更した方が適切な項目があれば、必要に応じて契約内容を調整します。弊社では、すべての案件を同じ契約書に当てはめるのではなく、制作内容に合わせて契約内容を確認・調整しています。契約書は、どちらか一方だけを守るためのものではありません。
制作途中の「言った・言わない」や認識の違いをできる限り防ぎ、お客様と弊社の双方が安心して制作を進めるためのものです。そのため、分からないまま、納得できないまま契約していただくという進め方はしません。内容を理解し、認識を合わせ、双方が納得してから契約する。そのうえで、企画・構成を含む本格的な制作を開始します。
*契約条件は案件内容や協議内容によって異なります。

04|企画・構成
目安:7~14日程度程度

ご契約後、本格的な企画・構成に入ります。
ここは、弊社が映像制作の中でも特に大切にしている工程です。ヒアリングで整理した目的、ターゲット、企業の強み、課題、使用媒体、そして事前に共有した音楽やクリエイティブの方向性をもとに、映像全体を設計します。考えるのは「何を撮影するか」だけではありません。
・冒頭で何を見せるのか?
・どの順番なら伝わるのか?
・どこで興味を引くのか?
・どこで企業の価値を見せるのか?
・何を言葉で説明し、何を映像で感じてもらうのか?
・どこを実写で撮影するのか?
・どこに生成AIやフリー素材を使うのか?
・インタビューやナレーションをどう活用するのか?
・選定した音楽の展開をどのように活かすのか?
・最後に何を視聴者の中に残すのか?
それらを一つのストーリーとして組み立てます。そして弊社では、最初に作った企画をそのまま正解として進めることはありません。企画をご確認いただき、お客様と何度も意見を交わします。
・本当にこれで伝わるのか?
・この会社らしさが出ているのか?
・もっと良い見せ方はないか?
・この情報は本当に必要なのか?
・逆に伝えるべきことが抜けていないか?
など必要であれば変更し、再度考えます。弊社が企画・構成費をいただいているのは、単に企画書を作成するためではありません。お客様と向き合い、考え、意見を交わし、より良い企画へ磨いていくための時間と工程に価値があると考えているからです。生成AIによって、企画案そのものを短時間で作ることは以前より簡単になりました。しかし、その企業にとって本当に必要な企画なのかを判断し、議論し、修正し、最終的な答えへ近づけていく工程までなくなったわけではありません。
企画を生成するのではなく、企画を考え抜く。これを弊社は映像制作の「核」と考えています。

05|撮影準備・ロケハン
目安:3~10日程度

企画・構成が確定したら、撮影に向けた具体的な準備へ進みます。
映像の完成度は、撮影当日のカメラワークだけで決まるものではありません。撮影前にどこまで想定し、準備できているかが非常に重要です。実写撮影を行う場合は、企画・構成をもとに、撮影場所、出演者、撮影時間、必要なカット、使用機材、照明、音声収録、小道具、当日の進行などを具体化します。必要に応じてロケハンを行い、実際の撮影場所を事前に確認します。光の入り方、周囲の音、撮影スペース、機材配置、出演者やスタッフの動線、安全面など、実際の撮影を想定しながら確認します。その内容をもとに撮影計画や香盤表などを作成し、撮影当日に必要な素材をできる限り確実に収録できる状態を整えます。もちろん、現場では予定どおりに進まないこともあります。だからこそ、事前に準備できることは可能な限り準備しておく。良い撮影は、撮影当日ではなく、その前から始まっています。

06|撮影・素材制作
目安:1~7日程度

確定した企画・構成と撮影計画に基づき、映像に必要な素材を制作します。
実写撮影では、単に決められたカットを撮影するだけではありません。働く人の表情、現場の空気、技術、仕事の動き、経営者の言葉など、実際にその場所に行かなければ分からない価値も大切にします。企画を軸にしながら、撮影現場で初めて見つかる魅力があれば、それも積極的に映像へ取り入れていきます。また、現在の弊社では、すべてを実写だけで制作するとは限りません。
案件や企画に応じて、
・生成AIによる画像・映像、
・フリー映像・写真素材、
・AIナレーション、
・グラフィック、アニメーション
・モーショングラフィックス
など、複数の制作方法を組み合わせます。重要なのは、どの技術を使ったかではありません。何を実写で伝えるべきか?何をAIやその他の技術で拡張すべきなのか?企画の目的から判断します。
本物を見せるべきところは、実写で。
テクノロジーで広げられるところは、テクノロジーで。
手段を先に決めるのではなく、目的に合わせて選択します。

07|編集・初稿制作
目安:7~14日程度

撮影・制作した素材をもとに、一つの映像として組み上げていきます。
編集は、撮影した映像を順番につなぐだけの工程ではありません。企画・構成を軸に、カット編集、映像のテンポ、テロップ、アニメーション、グラフィック、カラー調整、ナレーション、BGM、SE(効果音)、音声調整、生成AI素材の調整・合成など、必要な処理を重ねて完成形へ近づけます。
特に、企画前から選定してきた音楽も、この段階で大きな意味を持ちます。曲の展開、音の強弱、盛り上がり、静けさ、余韻まで活かしながら、映像のテンポやシーンの切り替わりを調整します。
映像・音・色・言葉・時間。
それぞれを独立して考えるのではなく、一つの体験として成立するよう仕上げていきます。そして、一定の完成度まで制作したものを「初稿」としてお客様にご確認いただきます。

08|確認・修正・最終調整・納品
目安:4~13日程度

初稿をご確認いただき、必要な修正・調整を行います。
弊社では、修正を単なる「間違いを直す工程」とは考えていません。実際の映像を見ることで、

・この部分をもう少し伝えたい…
・こちらの表現の方が分かりやすい…
・このシーンをもう少し活かしたい…
といった気づきが生まれることもあります。いただいたご意見を確認し、当初の企画・目的と照らし合わせながら、より良い完成形へ調整していきます。
一方で、撮影後に企画そのものを大幅に変更したり、新しい撮影・素材制作が必要になったりする場合は、当初の制作範囲とは別の工程になることがあります。
その場合は、一方的に進めるのではなく、必要な作業や費用について事前にご説明・ご相談します。 修正完了後、お客様に最終確認をいただき、承認後に映像・音声・テロップ・色・書き出し設定などを最終確認して納品します。
そして弊社では、納品=映像のゴールとも考えていません。Webサイト、採用ページ、SNS、広告、営業活動、展示会、会社説明会など、実際に使われて初めて映像は役割を果たします。必要に応じて、制作後の活用方法についてもご相談いただけます。案件によっては、協業するWebマーケティング会社と連携し、Webや広告、導線などを含めて検討することも可能です。映像が役割を果たすところまで考えます。



*上記は一般的な制作工程・期間の目安です。制作内容、撮影規模、素材制作、生成AIの活用、お客様との協議・確認期間等により前後します。また、複数の工程を並行して進める場合があります。

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